そこに自分を置く事が出来るか
フランスのブルキニ禁止に異論続出を見てブルキニという水着がある事を始めて知った。
気になったので調べてみた。
ブルキニ (burkini, Burqini) とは、イスラームの女性信者向け水着の一種でビキニとブルカから成る造語である。
ブルカとは何か?
伝統的にイスラーム世界の都市で用いられた女性のヴェール(ヘジャブ)の一種
つまり、衣装+ビキニを合わせた物となる。
これのどこがいけないのか。
フランスでは2010年に法律としてブルカを禁止した。
ブルカとは以下のような衣装である。
女性が身に着ける物としているが、これは外から男性か女性かも判断はつかなくなるし、
危険物を身にまとっている可能性もあるし、テロが起きる(起きた)国では禁止する理由もわかる。
ブルキニは以下だ。
手と顔が出ている。
ブルキニはブルカとはあきらかに違う。
ちなみに以下はウェットスーツだ。
ブルキニとの違いはタオルみたなのをひっかけているかの違ぐらいにしか思えない。
記事内であるが、
違反者は罰金として32ユーロ(約3600円)を科される。
ブルキニはなぜいけないのだろうか。
法律で禁止しているブルカ+ビキニだからなのではないだろうか。
では「修道女の修道衣も脱がすのか」という部分。
修道衣の方がブルカに格段に近いだろう。
顔が出ているか出ていないかの違いにすぎない。
よって、「修道女の修道衣も脱がすのか」はもっともな疑問だ。
だが、ブルカが改良されたわけではないから。というのが、
禁止にならない理由となってしまっている気がする。
ブルキニにスポットをあてると、
鋭利で危険性があるわけでもなければ、威圧感も無く、かつ、猥褻なわけではない。
公共の場であるのに表現の自由が奪われてしまった事になるのではないだろうか。
ブルキニでそこまでするなら、
大きめのタオルを身体にまいている時点でも対象にしなくてはいけないのだろう。
確かに人が集まる場所なので、何かが起こる前に未然に防ぐ為に禁止として警戒するのも立派な事だ。
 
日焼けしたくはないが海に行きたい、
はたまた、人には感染はしないが身体に患いがあるがゆえに隠しながらでも海で遊びたい場合もあるだろう。
それらを対処するにはブルキニを着用しなくても他にも方法はあるにはある。
わざわざ禁止されていると知っていながらブルキニを着用している場合は、自分の思う道を貫くのもこのようなリスクもある。
 
最初は憤りを感じて調べてみたのだが、
今は肯定でも無く、否定でも無い。
ただ思うのは世界は広い。色々な人の考えや培ってきた文化がある。
もっと視野を広げなくてはいけないだろう。という思いだけだ。
When one is there.
It isn't also affirmation, it isn't also denial.
愛を持って、千里の道も一歩から。
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