ゴースト・イン・ザ・シェルを見た感想
 
あらすじは、ある事故で脳の一部だけを残して身体は機械化されている主人公。その主人公は過去の記憶が無く、公安9課に所属してサイバーテロ組織と戦っていた。
その敵対する組織のクゼに迫った中、記憶を少しずつ取り戻して戦う相手は。。。
元々のアニメを知っている人ならあらすじも知っている事だろう。
特にクゼと主人公の関係がキーになっている。
ネタばれする必要も無いので後半の話にはこれ以上触れないでおこうと思う。
 
あらすじよりも、映像に着目したい。
大きなスクリーンで見るに値する場面が何度も登場する為、
この手のSF映画は映画館で見るべき映画だと思う。
ネオンがうるさく未来の繁華街といった感じ。
この街を舞台としている。
違和感があったのは、主人公の上司にあたるビートたけしさんは基本日本語を話しているのだが、
その喋りが、「台詞を喋っている感」があった。なぜかはわからないが妙に不自然に感じた。
ビートたけしさんの映画も好きで全部見ているはずだが、
また、ビートたけしさんは日本語で主人公や他の公安9課の人間と話をするのだが相手は英語を使用する。日本語と英語を知っている者同士が、
別の言葉で会話するという奇妙なやりとり。
こういうやりとりの映画は初めて見たからなのかもしれないが。
 
芸者の顔が割れていて機械がむき出しの所も印象的だった。
特に芸者にダイブする前のアップ場面は不気味だと思った。そこが良かった。
アクション部分は特に特筆する事も無く、
最近では見慣れた感じなので何とも思わなかった。
差し込まれている姫神的な音楽や和の音楽も良かったが、
もっと日本的要素があっても良い気がするが外国人が作成した映画なので、
そこはあれかもしれない。
 
アニメを知っている人間からすると、ストーリー性は薄く感じた。
この映画は映像を楽しむには良い映画だと思う。
あくまでも映画の世界だが、自分が生きている間の未来に、
こんなネオンの街が日本に存在しない事を祈る。
斯くして、未来への千里の道も一歩から。
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