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チンカチンカのしゃっこいルービー

人は他人を最初は外見からイメージして、話をして、仲良くなってもなおイメージをこじつけるものである。

どれだけ話をしたとしても、暮らしたとしても本心や心変わりを理解するのは難しい。当然の事ながら他人だからである。

よって、イメージを持つのだと思う。
容姿、過去の行い、性格、趣味のような様々ものから、「この人はこうだ」というイメージを持つ。イメージする事自体は悪いと言っているわけではない。
自分に害を及ぼすような人間は必ずしもいて、危機管理を持つことは必要だと思う。

 

本当は悪い人ではないとか優しい人だったとしても、
良くないイメージを持ったならある一定の距離は保ちたくなるものでもある。
苦手な人からの方が学ぶ事が多いというのも事実だと思っています。
コミュケーションをとって自分の糧とする事は自分も実践をしているし、
やはり嫌な思いをする事もあったりする。

では、なぜそんな事をするのかと言われると回答としてはこうなる。
それでも自分の思考の広がりや深さが出来るような気がしているからだ。

 

さてと、前置きはここまでにして本題はここからになる。
本記事のタイトルをいまいちど確認してみてほしい。
チンカチンカのしゃっこいルービー。
なんのこっちゃわからない方が多くいる事だろうと思う。

 

芸能界では言葉を逆に言う事が昔は流行っていた。
銀座はザギン、六本木はギロッポンなんかがわかりやすいのだろうか。
なのでこの言葉は「カチンカチンに冷えたビール」という意味になる事はおわかりに頂けただろう。

このチンカチンカのしゃっこいルービーとは、なぎら健壱さんがビールを頼むときに言うセリフだという。実際に言ってそうだし、似合う。
しかし、それがそもそものイメージなのである。

元出は、ものまね芸人の古賀シュウさんがテレビで「行きつけの居酒屋で一杯目のビールを注文するなぎら健壱」というのを披露したものである。つまり、古賀シュウさんがなぎら健壱さんをイメージしてのネタなのである。

そのためもちろん当の本人は「一度も言った事が無い」言葉だったという。
「だった」と書いたのは今は古賀シュウさんのものまねをあえて逆に言うようにしていて、「あー、やっぱり言うんだな」と期待に応える為だと言う。
なぎら健壱さんならオシャレに業界用語を使用していて、ビールを注文する際にも使用しているに違いないというイメージと、テレビの影響も手伝い一人歩きしてしまい、この噂話が広がり、本人にまで伝わったという経緯なのだそうだ。
詳細を知りたい方はなぎら健壱さんの本の酒にまじわればを読んで頂けたらと思います。

 

誰しもが抱きそうななぎら健壱さんのイメージを捉えている所がものまねでテレビに出れるプロの力という事なのだろう。何事もプロはやはり凄い。
それにしても違和感無く思えてしまうのは、無意識でも他人に対してイメージを持ってしまっているからなのである。
とても不思議な事だと思うし、人間のこういった部分には興味がある。

人はテレビやその他媒体からのなぎら健壱さんの印象からイメージを作ってしまっている為だ。
特に人前に出る回数の多い方だとイメージを持たれてしまい、また、植え付けられてしまう。

とても重圧である。
自分もまた不特定多数にブログを公開している為、イメージを持たれている事なのだろう。
誰しもがマイナスなイメージよりも、プラスのイメージを持ってもらった方が嬉しく思えるが、
どんなイメージだったとしても興味を持ってくれた事に自分は大変嬉しく思い、感謝したい。
それは自分が存在している証だと思えるからです。

斯くして、ケツカッチンで巻くのも千里の道も一歩から。

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