ペルソナ

ペルソナの言葉の本来の意味としては、古典劇において役者が用いた仮面との事なのだそうだが、心理学者であるユングは、「人間の外的側面」としたのだそうだ。
よって、上部の写真のジョジョの奇妙な冒険に出てくる石仮面やら吸血鬼は本編に一切関係ない。ただ、使いたかっただけだ。ちなみに石仮面は販売されているのでリンクから購入出来ます。

自分の認識でも役者の仮面というよりも人格を表す意味合いだと思っていたがペルソナとは人格を意味する事ではない。
興味が湧いたので、心理学でいうところのペルソナを調べてみる事にした。

しかし軽い気持ちで調べてみたのだが、調べてみると混乱をしていった。
混乱を整理する為にもまとめてみる事にしたのだが、人間の複雑さを思い知る事となった。
わかりやすくまとめたつもりではあるが、一度読んでもわからなかったら何度か読んでもらえると理解できるのではないかとは思います。

Wikipediaを参照してペルソナを男性、女性に分けてみる。

■男性
男らしさ

■女性
女性らしさ

なんてことは無く、へーと言った所だ。
だが、そもそもで男性らしさや女性らしさとはなんなのか。
人によって価値観が違うので「らしさ」という言葉がわかりづらくもある。
そこで、調べてみるとWikipediaに存在していた。

当然の事ながら世界でも見解が異なるが、

男らしさ

「男性の精神的特徴（論理的、理知的、リーダーシップ）をとらえて規定するものもあり、
肉体的特徴（筋肉質、高身長、強さ）をとらえて規定するものもある」

女性らしさ

女性というのは、愛想が良くあるべきだ、とか、笑顔を見せてひとに感じ良く振る舞うほうが女性としての魅力がある（そうあるべ」きだ）、という考え方である。

らしさについては改めて調べてみると、女性らしさはとくに抽象的であるといえるが、肉体的特徴に関しては男性らしさの逆と思えば一般的にすると良いだろうかとは思う。
しかし、外的側面があるのなら、反対に内的側面もあるだろうと思うのだが、
やはり存在していて、男性はアニマ、女性はアニムスというのだそうだ。

アニマ

男性の無意識人格の女性的な側面を元型と規定した。
男性が持つ全ての女性的な心理学的性質がこれにあたる

アニムス

女性の無意識人格の男性的な側を意味する。

男性のペルソナは男らしさだが、内的は女性らしさでそれをアニマと呼び、
女性のペルソナは女らしさだが、内的は男性らしさでそれをアニムスと呼ぶ。

これまたやっかいな感じになったのだが、
まとめると以下になる。

■男性
外的：男性らしさ
内的：女性らしさ

■女性
外的：女性らしさ
内的：男性らしさ

男性/女性ですべてというわけではなく、「備わっている場合もある」とされている事で、多種多様な人間がいて、また、人間の複雑さをDNAレベルで成形しているという事なのだろう。

少々混乱しがちだがこう見てみると確かにそうなのかもしれないと思う。
かく言う自分も女性らしさにあてはまると思う側面を持っていると思うからである。

軽い気持ちでペルソナを調べはじめたので、心理学やら、人間の外面/内面までの話になるとは思ってもみなかったが表面だけの浅はかな知識であるが勉強になったと思う。
興味の湧いた事に対して勉強するのは面白い。

すべてを知りたいとは思わないが興味を湧いた事については今後も調べていきたい。
いや、興味を作り疑問を作らないといけないと思う。その日暮らしでの人生では、自分が求める人生とは異なってしまうからだ。

斯くして、その日暮らしのアリエッティで終わるかも千里の道も一歩から。

-人生