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【レビュー】4月15日に池袋シネマロサにて妖獣奇譚ニンジャVSシャークを観てきた(舞台挨拶回付)

舞台挨拶後には上記のようにサイン入りに変わっていたポスター

忍者、サメ映画が好きなので予告を観てから気になっていた妖獣奇譚ニンジャVSシャーク。
公開日こそ知っていたが2023年3月28日に完成披露会という特別な上映会もあったみたいだった。

だが自身のサーチ力が低く逃してしまっていたので、本公開されたら舞台挨拶がある上映は逃さないようにしようとサーチしていくつかは候補としてあげていたので、都合がつく2023年4月15日の本公開から翌日に行く事に決めて12日の日付が変わった瞬間から開始される販売にて見事に抑える事が出来たので雨降りの中池袋のシネマロサさんにまで視聴しに行ってきた。

妖獣奇譚ニンジャVSシャークはパワーレンジャーや仮面ライダー系、ウルトラマン系を数多く監督している坂本浩一監督の最新作。

映画の予告を観てからキャスト陣について調べていたがなんだか凄そうだなと感じていた。
男性陣俳優にはウルトラマンZの平野宏周さん、仮面ライダーゴーストの西銘駿さん、仮面ライダー響鬼、仮面ライダー電王の中村優一さん。
女性俳優陣には女優、看護師、空手世界一、プロレスラーの長野じゅりあさん、空手、柔道、キックボクシングの宮原華音さん。

あくまで上記はメインキャストである。身体が大きく時代設定の衣装も似合っていて目立つキャラがいて気になっていたので、鑑賞後にサーチしたら芸人兼俳優をされているキャッチャー中澤さんを認識した。当日来場されていたとの事なので拝見出来た可能性が高いので残念な気持ちになった。

 

映画の感想、および、舞台挨拶の内容も覚えている限り自分の備忘録として記載します。
※ただし、記憶での記載となる為に間違いがある可能性もありますのでご注意ください。

よって、ここ以降は記事の途中からはネタバレするので自己責任において読み進めるようにお願いします。

 

あらすじ

村の特産の真珠を狙う鮫を操る事が出来る邪教集団にいいように扱われていた。
そこで村長は用心棒を雇う。が、謎の女忍者が現れ物語が複雑化する。

 

感想

サメ映画はジョーズやシャークネードシリーズを始めとしてわりと色々観ているし、トリッキーなトイレにいる鮫なんかもあったりするのでどんな感じになるのかと思っていたのだが、コミカル要素がほぼ無く、作品に熱がこもっていて本気で作品が作られていた事に驚く事になった。

アクション、スプラッター、BL、百合、鮫、CG、忍者と色々とてんこ盛りになっているのだが散らかった印象は一切無くまとまっていると感じた。つまり構成力がとても良かった印象。
時代は江戸時代という設定もあり服装だけじゃなくて家屋や家財道具、そして森の中での忍者と侍のバトルの風景なんかも拘りを感じられて良かった。

バトルについて
忍者と侍のバトルは結構本気でカタナを振り回している感じがあり、当たったら怪我をし損ねない感じの迫力ある振り回し方だと感じてここのバトルが好印象。

かなりの血しぶきを上げたにも関わず、また鮫に食われたにも関わらず死なないHP高いキャラがいて笑えた。続編でこのHP高い事を後付けでも設定してもらえたら面白いような気もする。例えば邪教とはまた違う路線で実は不老不死とか(ヴァンパイア、遺伝子異常、人を器として魂のみ入れ替えてきてるとか)

平野宏周さん、西銘駿さん、長野じゅりあさん、宮原華音さんがバトルシーンがあっていずれも当てているのがわかるので迫力があって良かった。長野じゅりあさん、宮原華音さんの蹴りはやはり長年蹴り混んでいるのもあって綺麗に足が上がっているし、カメラワークも良く綺麗に映っていた(アクションの蹴りが綺麗という意味でそれ以外に他意は無い)

シャーク=鮫について
メインはあくまで忍者物語なので、1つのスパイスとして登場するので所感では登場は1割ぐらいの印象。MEG ザ・モンスターをオマージュしたような凶暴さを感じる描写もあり。ただ、登場シーンも少ない事から鮫メインと思って本作品を観る場合はどうしても物足りなさを感じてしまうのも否めないだろうと感じる。
が、サメ映画は広く奥が深い故にサメが1秒も出演しなくてもサメ映画として認知されている「ノー・シャーク」もあったりするので、鮫が登場する本作品は間違いなくサメ映画と言えるだろう。

スプラッター要素については、宮原華音さんがバラバラになったり、中村優一さんの生首演出が良い。「みなごろしだ!み・な・ご・ろ・し・だー!」はこの作品の名セリフとなっている。
ただ、個人的にはゴア/スプラッター映画の始祖として広くに知られているハーシェル・ゴードン・ルイスさん作品を始め、ゴア特化映画も観てきているので特段に新しさを感じたり凄いと感じられるものは無かった。

 

舞台挨拶内容

坂本浩一監督
はじめからR-15を設定して制作し、スプラッター映画で使用するような量の血糊を用意したが全てを使い切った。

MCさんから「撮影で忘れられないエピソードがあれば教えてください。」の質問

中村優一さん
おじさんに舐められた。西銘駿さんにずっと噛み付いたまま血糊を浴びた。
平野宏周さん
「おじさんに舐められてどんな気持ちだったか?」の続けての質問
中村優一さん
監督からこのシーンはBLだからと言われた。
監督
色々なニーズを取り込む為に入れた。

平野宏周さん
海で胸の位置まで浸かった事。みんな漬かった事ないでしょ?
<この回答に会場ざわつく>
ざわついた異変をいち早く察知した西銘駿さん
「もしかして川しか行った事ないの?」というツッコミ

西銘駿さん
腸を巻かれていて落とさないようにとスタッフさんから言われていた事。血糊を付いているのが当たり前になってしまったので、その恰好のままコンビニに行ってしまいびっくりされた事。スタッフさんから注意された。

宮原華音さん
血糊が多かった。破壊された事。あのシーンはグリーンバックで撮影した事。

平野宏周さん、宮原華音さん
目を開いたまま忍術を唱える事。閉じるとカットがかかってやり直しが入ったので難しかった事。

平野宏周さん
「胃腸を巻いたって言ってたじゃないですか?」と西銘駿さんに話かける
西銘駿さん
「なんで胃をつけた。腸だから」というツッコミ。
平野宏周さんが続けて「撮影現場が巻いた」と言い出し会場から笑いが起きて西銘駿さんから「なんかそれ高度なダジャレ?」というツッコミ
平野宏周さんが続けて2時間ぐらい電車が一緒で帰った事。だけど会話の内容は覚えていない。
<この回答に会場ざわつく>

中村優一さん
坂本浩一監督に「思い出のシーンはありますか?」
坂本浩一監督
リラックスする時にホラー映画を観ている。アメリカにいる時はホラーをよくやっていたが日本に来てからは少なくなったので斬首のシーン

中村優一さん
自分の首を転がして倒れるシーンがあるが砂浜なのでうまく転がらなくて10回ほどテイクがあった。
また、顔の型取りをする時に監督から閉所大丈夫?という話かけられた
坂本浩一監督から理由の説明
顔の型取り、マスク着用は閉所恐怖症の人は出来ない場合がある。理由は自分で取れないというのもあるのでヒーロー撮影現場ではそういう問題があったりする

本日の楽屋でのやりとりだそう
次作は平野宏周さんと中村優一さんが戦いたい。
キョンシーVS鮫、忍者VSキョンシーVS鮫とか、忍者VSオクトパスというのがあがった。

来場者への質問
忍者ベースか、鮫ベースのどっちが見たいか
来場者
鮫ベースが見たいという挙手の反応が多かった

宮原華音さん
4月21日にRISEで試合があるので応援しに来て欲しい。

ライバルは同じ日に公開された名探偵コナン黒鉄の魚影で作品は負けていない。
本作品は海外でのオファーも来ているので映画をSNSにて拡散してもらいたい。

※舞台挨拶内容はあくまで記憶によるものなので聞き間違いがあるかもしれませんので必ず正しいものではないのでご留意ください

 

舞台挨拶を拝見すると俳優陣のコミュニケーションは十分に取れている様子で来場者からは何度も笑いが起きたり、拍手も起きたりしていた。

撮影自体も色々とありながらもきっと楽しく出来たのであろうと推測できるし、振り返ると作品にも反映しているような気もした。映画は演技なのでこういう舞台挨拶回に直に参加する事で俳優さんの個性が知れるというのも実に面白いと感じる。
この作品はシリーズ化する可能性は十分に感じられる作りになっているので今後も注目したい作品の1つである。

サメ映画はまさに海のように広くて大きくそして深い。ジョーズは有名所ではあるが個人的にはシャークネードシリーズをおすすめしたい。シャークネードシリーズをすべて見ておくとサメ映画という概要は掴めるはずだからだ。過去にシャークネードシリーズを紹介記事を書いているのでお時間あったら読んで頂けたら幸いです。
サメ映画のシャークネード(Sharknado)シリーズがとにかく面白い【ネタバレあり】

もっと詳しくなりたい方には知的風ハットさんの著書サメ映画大全がおすすめです。

タイトル負けしていない内容となっていてサメ映画の作品がかなりの数の紹介があるのでサメ映画のバイブル的存在だと思っている。
もちろんシャークネードの紹介も記載されているのだが、マニアック過ぎる知らないサメ映画もあるので網羅されているので間違いなくサメ映画に詳しくなれます!
※ただし、これでもあくまで一部の紹介に留めているとの事なのでサメ映画は深い

斯くして、仲間を作るのも37564にするのも千里の道も一歩から。

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