ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちを見た感想
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちを見た。
前回の記事はこちら。
1人で映画館に行けるか【未経験シリーズ】
前回は緊張したが、二度目となるとわりと緊張しなかった。
だが、一人で食べるには間違いなポップコーンのサイズをチョイスしてしまった失敗談は包み隠さずに言っておこうと思う。
 
さてと、話は戻り映画の話。
本作はティム・バートンが監督をした作品だ。
映画の監督はティム・バートンではあるが、
原作は「ハヤブサが守る家」という小説。
ティム・バートンと言えばシザーハンズ、バットマン関連、ビートルジュース、ナイトメアビフォアクリスマス、コープスブライド、アリスインワンダーランド、チャーリーとチョコレート工場など広く愛されている作品が多い。
ナイトメアビフォアクリスマスはハロウィン時期には毎年見直しているぐらい好きだ。
そんなティム・バートンの最新作なのだが、
今回もファンタジー映画だ。
ティム・バートン映画には常連だったが、今回はジョニー・デップは出演はしていない。
主人公は青年である。
祖父の奇妙な死の間際に主人公が立ち合い、
祖父からの伝えられた事をきっかけに物語が始まる。
そして、あれよあれよと島に行きペレグリンと特別な力を持つ子供達と会う。
そこでは一日を繰り返していた。
ペレグリンが一日だけを巻き戻す事が出来るループを作り(守り)、
年を取らずに毎日を巻き戻しては暮らしていた。
一日を巻き戻す必要があるのは、
住んでいる屋敷にドイツ軍の空爆を受けるからだ。
爆弾が落ちる前日に巻き戻して毎日を永遠と繰り返してきていた。
1943年の9月3日。
祖父がループの外で活躍していた事もあるのだが、
基本的にはその日をペレグリン達は永遠に難なくと過ごしてきた。
主人公のジェイクが来るまでは。
つまり、主人公はタイムリープした事になる。
主人公もまた、特殊能力を持っていた。
そしてもう一つ。
他の人には見えないバケモノを見る事が出来るのも物語のキーになる。
こういった話には必ず悪役がつきもので、
悪役のリーダーにサミュエル・L・ジャクソンだ。
スターウォーズエピソード1、2、3で紫色のライトセーバーを持っていたスキンヘッドの人と言えばわかりやすいかもしれない。
今回は白髪の逆毛のチリチリヘアーに白のカラーコンタクトで悪役が似合っている。
もともとはループの中で一緒に暮らしていたが、
不死を手に入れる事でループの外での暮らしに憧れを持つ派閥が出来た。
それがバロン(サミュエル・L・ジャクソン)率いる派閥だ。
 
そして実験をした。
しかし、実験が失敗して人間ではない目が無く口が大きく身長もでかい化け物になった。
やがて人間の姿を取り戻す為には子供の目玉を食べ続ける事を覚えた。
バロン一派はペレグリン達のループを探していて、
そのループが見つかり対峙する事となった。
それぞれに特別な力を持つ子供達で力を合わせてバロン一派と戦う。
普段からマスクを被った双子が最初から気になっていたが、
能力は期待を裏切らないものだったがその表情は印象深い。
小さい子供は見ない方が良いかもしれないだろう。
それとモノに命を与えられる能力のある、
クリスティアーノ・ロナウドにそっくりな役者もキャスティングとして良いと思った。
楽しみにしている人もいると思うので、
物語を最後までは書かない。
 
日本が出てくる場面があるが、
新日家のティム・バートンのサービス的な物もだろうと思った。
出さなくても物語を終えるのは出来る事ができたはずだからだ。
しかし、日本人からすれば日本が出てくる事はとても嬉しく思うはずだ。
全体的には残酷な感じはなく、あくまでファンタジーに仕上がっている所は、
ティム・バートンのそれと言える。
 
色々と得意な人間が集まり、お互いを補い助け合う事で、
大きな事を成し遂げる事が出来る。
何も映画だけの話ではない。
やはり助け合える仲間がいるのは素晴らしい。
今何か大きな事をやりたいと思えていなくても、
改めて仲間は素晴らしいと思える映画だと言える。
一度映画を見ただけでこれだけ覚えられたわけではなく、
面白かったので書籍を購入したからだ。
上下巻からなっている。
原作も読んでみる事も良いと思う。
斯くして、映画のような人生をおくるのも千里の道も一歩から。
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